逆流性食道炎

病院で「逆流性食道炎」が治らなかったあなたへ。

このページは、

胃薬を飲んでも、食生活の見直しをしても、”何をしても”解消しなかった「逆流性食道炎」の方のための内容が記されています。


あなたの逆流性食道炎の原因を深く理解をしていただき、

「症状が改善した方々の感想」と共に
「胃の不調を解消する方法」をお伝えしていきます。


きっと、
このページをご覧のあなたは、今このような症状にお悩みのことだと思います。

  • 食後の強い吐き気・胃もたれがあって辛い…
  • 食事をすると胃酸が上がってくる…
  • 胸やけがあり、背中も痛い…



でも、大丈夫です。

あなたの逆流性食道炎がなかなか良くならない理由が”ここ”に全て書かれています。


その理由を知り、適切な施術をすることで、逆流性食道炎の症状を改善させる事が出来ます。

実際、当院の施術後には、多くの方の「胃の不調」が大幅に解消されています。
逆流性食道炎にお悩みの方は、是非最後までご覧ください。

逆流性食道炎とは

「逆流性食道炎」は、胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です


そして食道のただれ・びらんによって、以下のような症状を引き起こします。

逆流性食道炎の症状

  • 慢性的な咳、げっぷ
  • 食後2~3時間の吐き気、胃もたれ
  • 胸のつかえ
  • 呑酸(口の中に酸っぱさを感じる)
  • 喉のつかえ、違和感

上記の症状の他に、自覚症状として「背中の痛み」を感じる方もいます。


これまで、逆流性食道炎は欧米人と比較して日本人の発症率が低かったですが、食生活の欧米化によって日本人にも多く発症する病気になりました。

現在では成人の10%~20%がこの病気にかかっているとのデータもあります。
また近年では若年層にもこの病気にお悩みの方が増えています。


逆流性食道炎の診断方法として、

  • 胃カメラ(胃内視鏡検査)
  • X線撮影

このふたつが一般的に用いられます。

画像所見で食道に炎症がなくても、食道裂孔ヘルニアがあると、のちに逆流性食道炎を発症することもあります。

逆流性食道炎の分類

実は、「胃の不快症状」がある症状は、逆流性食道炎だけではありません。

胃の不快症状を呈する疾患は以下の4つに分類されます。

  • 逆流性食道炎
  • 非びらん性胃食道逆流症
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 機能性ディスペプシア

それぞれについて詳しく解説していきます。

①逆流性食道炎

食道は消化液による刺激に弱く、胃酸(酸性の強い消化液)が逆流することによって、食道に炎症が起こります。特徴としては、食道粘膜のびらん(ただれること。粘膜組織が欠損し、下部組織が露出した状態)や潰瘍があります。

非びらん性胃食道逆流症

胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流してくることによって生じる病気です。
胸やけや吐き気など逆流性食道炎と似た症状が出ますが、食道にびらんや潰瘍はありません。

③食道裂孔ヘルニア

食道から胃に移行する部分には、横隔膜(おうかくまく)と呼ばれる膜状の筋肉があります。
この横隔膜には食道裂孔(血管や食道が通る穴)があり、その上に胃や食道の一部がコブのように飛び出る状態を「食道裂孔ヘルニア」と呼びます。


食道裂孔ヘルニアがあると腹圧が上がりやすくなり、胃酸が逆流して逆流性食道炎を発症する場合があります。

④機能性ディスペプシア

胃の不快症状があるにもかかわらず、胃や食道にびらんや潰瘍などが見つからない病気です。
びらんや潰瘍はありませんが、胃の運動障害や知覚過敏がある状態です。

非びらん性胃食道逆流症と判別がつきにくい事がありますが、非びらん性胃食道逆流症は胸の上部に症状が現れやすく、機能性ディスペプシアは心窩部痛や心窩部灼熱感など「みぞおち付近」に症状が現れやすいのが特徴です。


機能性ディスペプシアについて、もっと詳しく知る


またその他にもSIBO(小腸内細菌異常増殖症)や呑気症(どんきしょう)でも、胃腸の不調を引き起こす事があります。

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”胃酸を抑える薬”では根本的な解決にならない

一般的に病院では逆流性食道炎に対して”第一に投薬治療”、”第二に生活習慣の見直し”を指導される事が多いです。


投薬療法では、

  • 胃酸の分泌を抑制する薬
  • 分泌された胃酸を中和する薬
  • 食道の粘膜を保護する薬
  • 消化管の動きを改善する薬

などが処方されます。


投薬治療では90%の人が一時的に良く成りますが、しかし一時的に良くなったとしても、すぐに再発してしまうのがこの逆流性食道炎のツライ所です。

というのも、これらのお薬は逆流性食道炎を根本的に解決するものではないからです。

逆流性食道炎は、このように症状の増悪・緩解を繰り返す方がほとんどです。



そのため、逆流性食道炎が改善せず、「いつまでこの症状と付き合わないといけないのか…」「本当に治るんだろうか…」と不安な思いをしている方が多く存在するのです。



ですが、安心して下さい^^


当院に来院されるの方の多くは、あなたと同じ様に病院の治療でもなかなか改善せずに、藁をもすがる思いの方ばかりです。

そして、 病院で「一生付き合っていくしかない」「薬を飲み続けるように」と言われた方でも、当院の施術で多くの方が症状が解消しています。


それは、逆流性食道炎の症例数の多さ・改善率の高さが証明しています。

逆流性食道炎は「胃」以外にも原因がある

一般的な病院では、逆流性食道炎に対して「投薬」「食事指導」が基本的な治療とされています。


ただ前述したように、
投薬の効果は一時的な改善の事が多く、人によっては効果がまったくない事もあります。

また、食事制限をして状態が良くなってきたとしても、通常の食事に戻ると症状が元通りになったり、薬を飲んでいる時は調子が良いが、薬を止めると元通りになってしまう方も多くいます。


それでは、なぜこのように薬でも治らなかった胃の症状を解消するのことが出来るのでしょうか?


それは、

「胃」だけでなく「体の状態を根本的に良くする」という考えで施術をしているからです。

そもそも「胃」だけが問題で逆流性食道炎が発症する、というわけではありません。

逆流性食道炎を引き起こしているのは、他にも原因があるのです。
この原因を解消しないかぎり、いくら胃の治療をしても症状を繰り返してしまうのです。


では、その原因とは何でしょうか?

その原因は以下の2つです。

  • 自律神経の乱れ
  • 横隔膜の硬さ

自律神経の乱れ

胃の働きは交感神経と副交感神経(総称して自律神経)に大きく影響を受けます。

この自律神経は内臓運動を制御しており、もちろん胃も制御されている臓器のひとつです。


交感神経が優位であると胃の働きを抑えるため、消化不良を引き起こします。

逆に副交感神経が優位であると、胃の働きを活性化させ胃酸の分泌を促します。

この状態が続くと胃酸の過剰分泌により、胃や食道に炎症やただれを引き起こしてしまうというわけです。

横隔膜の硬さ

横隔膜は、食道と胃の間に位置するインナーマッスルです。

食道は横隔膜を通って胃と接合するのですが、横隔膜の働きが正常でないとその接合部の筋肉(下部食道括約筋)がうまく働かず胃酸の逆流を引き起こしてしまうのです。



この二つが重なると、逆流性食道炎が好発しやすくなります。
症状を繰り替えす方の場合、お薬で胃の状態をよくしても、この2つの原因が解決していないため、再発を繰り替えしてしまうというわけなのです。


では、次の章で”自律神経の乱れ”と”横隔膜の硬さ”をどのように解消していくか?

さらにはそこからどのようにして逆流性食道炎が解消していくのか?をご説明していきます。

逆流性食道炎を解消する方法

逆流性食道炎を解消するには以下の3ステップが重要です。

  • 自律神経の調整
  • 内臓調整
  • 横隔膜と腹膜の調整

自律神経の調整

自律神経が乱れている方は、以下の症状が出ている事が多いです。

  • 身体の緊張が抜けない
  • 精神的に落ち着きがない
  • 疲れが取れない
  • 睡眠の質が悪くなる

これに伴って、逆流性食道炎の症状が酷くなっている場合があるので、まずは自律神経の調整をしていきます。

頭蓋骨や脊柱に軽い刺激を加え、鍼灸治療で全身のエネルギー調整を行います。

横隔膜の調整

横隔膜は胸郭(肋骨)の動きと連動しています。
横隔膜はインナーマッスルなので直接触れる事は出来ませんが、この胸郭の動きを滑らかにすることで、結果的に横隔膜の動きを良くすることが出来るのです。

胸郭部を徹底的に調整し、横隔膜の動きを良くしていきます。


逆流性食道炎の症状が軽度の方であれば、これら2つだけの調整でかなり良くなる事があります。
ただし、症状が重度であったり、慢性化している場合はこの2つの調整に加えて、次の調整が必要となります。

内臓調整

当院に来院される逆流性食道炎の方で症状が重度・慢性化をしている方には共通している部分があります。

それは、”胃以外の内臓も疲労している”ということです。

特に、腸(十二指腸・小腸・大腸)の働きが悪い方が多い印象です。
腸内環境が悪く便秘がちだと腹圧を高めてしまい、 腸から胃へ圧力がかかりやすくなります。
これによって逆流性食道炎を悪化させている方が少なからずいらっしゃいます。


逆流性食道炎では「胃」にばかり焦点が当てられますが、他の内臓も正常にすることが重要なのです。
脈診で、どの内臓が疲労しているかを確認し、その部分にアプローチをしていきます。



いかがでしたか?

これら3つの根本治療をしていくことで、 「胃」だけでなく体全身の状態が良くなっていきます。

これにより病院でも治らなかった逆流性食道炎を改善させることが可能となるのです。

ただひとつここで重要なことをお伝えします。

逆流性食道炎は当院の施術も重要ですが、患者さんのご協力も施術において必要不可欠です。
それらについて次の章でお伝えしていきたいと思います。

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来院をご検討されている逆流性食道炎のあなたへ

当院で逆流性食道炎の施術を受けていただく場合、3ステップの施術以外の重要なことが2つあります。

  • 一つ目は治療期間、間隔です

当院では逆流性食道炎の治療を得意としていますが、それでも「数回の治療で簡単に治る」という認識は持っておりません。

やはり数か月の治療期間は必要と考えています。
また症状が重度の方であれば「はじめのうちは週に2回の間隔で来院するように」と伝える事もしばしばあります。
私たちの治療も重要ですが、患者さんのご協力があってこそ完治に至るので、その点はご了承下さい。

  • 二つ目は食事制限です

逆流性食道炎の症状を解消するには食事は重要です。

少なくとも小麦製品、砂糖はカットしていただくことになります。
この食事制限は一生続くものではないですが、だいたい1、2か月は続けて頂く必要があります。
食事制限は何より辛いと思いますが、症状をなくすために必要な事なので、この覚悟を決めてからぜひご予約ください。




最後に、
今まさに逆流性食道炎に悩んでいる方々に向けて、メッセージをお伝えしていきたいと思います。

逆流性食道炎の方へメッセージ

逆流性食道炎の方にとって、一番つらい事は「食事が楽しめない」「食事をするのが怖い」という事でしょう。

食事をするたびに胃の不快感や吐き気などを感じるのは本当にしんどいと思います。

そして体に視覚的な異常がないため、「周りからなかなか理解されにくい」と仰る方も多いです。

何より、そんな状態なのに病院では「一生薬と付き合っていきましょう」と言われる事も多いため、先の見えない状態が続くことに対して不安に思われるでしょう。


ですが、安心してください。

当院にはあなたのような悩みを持つ方が多く来院されます。

初診時は本当にツライ状態だった方でも、数か月後には食事が楽しめている場合がほとんどです。


もし、

今現在、気持ちがふさぎ込んでいる状態だったとしても、体が健康になる事で気持ちにも余裕が出てきますからね。

期待を持って来院してほしいです。


ただ、ひとつ重要な事があります。

逆流性食道炎は1日2日で簡単に良くなる疾患ではありません。やはり通院をする、という心積もりはしておいていただきたい。


最低でも3か月の治療期間は要しますし、はじめのうちは食事指導も徹底させてもらうことになると思います。

今までの食事内容がガラリと変わるので、その点ではストレスに感じる方もいらっしゃいます。

でも、「一生薬と付き合っていくしかない」と言われた逆流性食道炎でも数か月集中治療をすれば、食事を楽しむ事ができるんです。

今死ぬほどつらい状態でもあきらめないでくださいね。


鍼灸師という国家資格を有し、長年の経験を積んできた私が

西洋医学的な観点、東洋医学的な観点、両方の視点から診る事であなたの痛みを全力で解消させて頂きたいと思います。