テニス肘(上腕骨外側上顆炎)|【兵庫県豊岡市】はま整体院

病院でも「テニス肘」が治らなかったあなたへ

このページでは、「テニス肘」に悩んでいる方に向けて、原因や痛みを解消する方法についてお伝えします。

  • 肘の外側が痛む…
  • いつまでサポーターを使わなければならないの?
  • テニスをしていないのに、どうしてテニス肘になったの?

そんな疑問や不安を抱えている方も多いでしょう。でも、安心してください。

ここには、あなたのテニス肘を解消するための具体的な方法が書かれています。テニス肘にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

テニス肘とは

テニス肘は、肘関節周辺の痛みや運動障害を指す症状のことです。正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれ、テニスをする人に多く見られることから「テニス肘」と名付けられています。

この症状の主な原因は「腕の使い過ぎ」とされており、テニスプレイヤーだけでなく、腕を酷使する他の職業や趣味を持つ人にも発症する可能性があります。

テニス肘の症状

テニス肘は、上腕骨外側上顆に関連する筋肉の炎症によって引き起こされる痛みです。特に、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋が関与しており、これらの筋肉の使い過ぎが原因で痛みが発生します。

日常生活では、ハンドルを握ったり、肘を曲げ伸ばししたり、ペットボトルの蓋を開けたりする際に痛みを感じることが多く、重いものを持つことやパソコン作業でも影響が出ることがあります。肘の外側を触れると腫れや熱感を感じることもあります。

この症状は慢性化することが多く、長期間にわたって悩まされる方も多いです。適切なケアや治療を行うことが重要ですが、生活への影響を最小限に抑えるためにも、早めの対処が望ましいですね。

肘の痛みが長期間続くと、どうなるのか?

テニス肘は慢性化しやすく、治療には時間がかかることが多いです。保存療法が一般的に行われますが、効果が出るまでには3カ月から1年かかることがあります。治療を行わずに放置すると、さらに長引くこともあり、最終的には手術が必要になるケースもあります。

保存療法には、肘のサポーター、経口薬、湿布薬、ステロイド注射、アイシング、ストレッチ、マッサージなどが含まれます。特にステロイド注射は短期間の痛みの緩和に有効ですが、回数制限があり、過度の注射は逆に症状を悪化させることがあります。

痛みが半年以上続くと、関節内の組織に炎症が広がりやすくなり、難治型・重症型に移行する可能性があります。そのため、痛みを感じたら早めに適切な治療を受けることが重要です。

もし長期間痛みが続いている場合でも、治療の選択肢は残っています。多くの患者さんが改善を見込める方法で、日常生活に支障なく過ごせるようになることも可能です。あなたの状況に合わせた適切なアプローチを見つけることが大切ですね。

テニスをしていないのに、「テニス肘」になる4つの特徴

テニス肘は従来、テニスプレーヤーに多く見られましたが、最近ではスポーツに関係なく、特に40代から60代の方々が日常生活や仕事の中で発症するケースが増えています。

テニス肘の主な原因は「腕の使い過ぎ」ですが、適切な体の使い方をしていればリスクは低くなります。逆に、体の使い方に問題があると、あまり腕を使わなくてもテニス肘を引き起こすことがあります。

テニス肘を引き起こす特徴として、以下の4つがあります。

  1. 手首の使い方に問題がある: 手首を不自然な角度で使ったり、力を入れすぎたりすると、肘に負担がかかります。
  2. 示指、中指をよく使う: これらの指を頻繁に使う動作は、肘にストレスを与えやすく、特に同じ動作を繰り返すことがリスクを高めます。
  3. パソコンをよく使う: 長時間のキーボードやマウス操作は、肘や手首に負担をかけるため、テニス肘のリスクが増加します。
  4. 体幹の柔軟性の低下: 体幹の柔軟性が低いと、腕や肩に余計な力がかかりやすく、結果として肘に負担がかかります。

これらの特徴に心当たりがある方は、日常生活や仕事の動作を見直し、体の使い方を改善することが重要です。適切なケアと予防策を講じることで、テニス肘のリスクを減らすことができるでしょう。

手首の使い方に問題がある

テニス肘になりやすい方は、確かに「手首の使い方」に問題を抱えていることが多いです。特にスマホの普及によって、親指を頻繁に使う機会が増え、その結果、手首を返したり曲げたりする際に、親指側に強く曲げる癖がつくことがあります。

このような動きが繰り返されることで、肘への負担が増え、炎症を引き起こすリスクが高まります。手首の柔軟性や安定性が低下すると、肘への負担も大きくなりやすいため、注意が必要です。

親指側に強く曲げる癖は、上腕骨外側上顆の筋肉に負担をかけます。この動きによって前腕の橈骨が下方にズレ、外側上顆の筋肉が引っ張られて炎症が起こります。これがテニス肘の痛みの原因です

示指、中指をよく使う

日常生活で示指(人差し指)や中指に力を入れる癖があると、テニス肘を発症しやすくなります。例えば、ペンを持つときや重い荷物を持つとき、車のハンドルを握るとき、包丁で食材を切るときに、これらの指を使いがちです。

実際、指の中で力が強いのは親指と小指です。小指は力が入りにくいと思われがちですが、非常に強靭な筋肉があり、重いものを持つ際にはこの2本の指を使うことで、最小限の力でパワーを発揮できます。

テニス肘の方は、無意識に力の弱い示指や中指を頻繁に使う癖があり、その結果、手首や肘の筋肉に負担がかかるのです。

パソコンの使用

パソコンをよく使う方もテニス肘を発症しやすいです。最近、テニス肘が増えている理由の一つは、パソコンの普及です。

マウスを動かしたりキーボードを打ったりする動作は一見軽いですが、何時間も続けると腱や筋肉に疲労が蓄積し、炎症を引き起こすことがあります。特に、猫背で肩が内に入り、肘や前腕に体重をかけて作業する癖がある方は、痛みのリスクが高まります。

さらに、パソコン使用によって目の疲れや首・肩のこりが生じると、肩周りの筋肉が緊張し、肩関節の可動域が低下します。これにより、腕を使う際に前腕の筋肉が過度に使われ、テニス肘を引き起こす原因となります。

体幹の柔軟性の低下

テニス肘が慢性化・頻繁化している場合、単に「腕の使い過ぎ」だけが原因とは考えにくいです。体幹の柔軟性が低下している可能性もあります。

体幹は動作の動力源であり、その柔軟性が良いと手足の力を最大限に発揮できます。しかし、柔軟性が低下していると、末端部で過剰な負荷がかかり、痛みを引き起こす原因になります。

テニス肘を発症しやすい方は、体の使い方に問題を抱えていることが多いです。多くの人が日常的にこのような問題を抱えているため、「テニス肘は慢性化・頻繁化する疾患」と呼ばれています

テニス肘を早期に改善させるのに必要な2つのポイント

テニス肘を発症しやすい方は、体の使い方に問題を抱えていることが多いです。そのため、「テニス肘は慢性化・頻繁化する疾患」と呼ばれています。

テニス肘を早期に改善するために重要な2つのポイントは次の通りです。

  1. ホルモンバランスの調整: ホルモンバランスを整えることで、炎症や痛みの軽減を促進し、回復を助けます。
  2. 自律神経の調整: 自律神経を整えることで、体の緊張を和らげ、リラクゼーションを促進します。これにより、痛みの軽減や筋肉の回復をサポートします。

これらの調整を行うことで、テニス肘の痛みをより早く改善することが可能です。また、前章で述べたテニス肘を引き起こす特徴を解消する施術も重要です。根本的な体の使い方の見直しと併せて、早期回復を目指しましょう。

ホルモンバランスの調整

「テニス肘とホルモンバランスに何の関係があるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。実は、ホルモンバランスは女性にも男性にも影響を及ぼし、乱れることで「関節の痛み」に関与します。

特に、エストロゲンの減少は、靭帯の性質の変化やコラーゲン合成の低下を引き起こし、関節痛を発症しやすくします。テニス肘が40代から60代に多く見られるのも、ホルモンバランスの影響が大きいと言えます。

ホルモンバランスが乱れた状態で腕を酷使すると、テニス肘の発症や悪化につながります。

自律神経の調整

テニス肘の痛みが長引いたり頻繁に再発したりする方は、体の自律神経が乱れていることが考えられます。自律神経の乱れにより、「身体の緊張が抜けない」「疲れが取れない」といった症状が現れ、筋肉や関節に疲労物質がたまり、痛みの改善が難しくなります。

さらに、自律神経の乱れは「背骨の歪み」やそれに伴う筋肉の緊張を強めるため、体幹の柔軟性や肩関節、肩甲骨の可動域が低下する原因にもなります。これを防ぐためには、自律神経の調整と脊柱の歪みの改善が重要です。

テニス肘は、体の使い方を見直すだけでなく、根本的に体を治りやすい状態にすることが早期の痛み解消につながります。

最後に、今まさにテニス肘(上腕骨外側上顆炎)に悩んでいる方々に向けて、希望のメッセージをお伝えしたいと思います。あなたの体は改善する力を持っています。正しいケアとアプローチを行うことで、必ず痛みを和らげることができるでしょう。焦らず、一歩ずつ回復を目指していきましょう。

テニス肘にお悩みの方へメッセージ

テニス肘は発症すると治りにくい疾患とされています。この記事を読んでいる方の中には、何ヶ月も肘の痛みに悩まされている方もいるでしょう。アイシングやサポーターなどの対処療法では改善しないと感じた経験もあるかもしれません。

肘の痛みは体のさまざまな要因が重なって発生するものであることを理解していただけたと思います。テニス肘は患部だけでなく、体全体のバランスを整えることが重要です。特に長期間症状が続く場合、体が抱える問題は複雑で、単純な治療では改善しません。

だからこそ、当院を頼っていただきたいのです。当院のコンセプトは『どこに行っても良くならなかった方の最後の希望の光になる、最後の砦』です。ここで治らないようなものなら、どこに行っても治らないと心から思っています。多くの方々の施術に真摯に取り組んでいますので、安心してご相談ください。